脱藩武士

さてさて、もう7月ですねえ。
あとは梅雨さえ明ければ、本格的な夏の到来です。

この季節になると魚の美味しさに陰りが見え始めますが、
果物が美味しくなってきますねえ。
そろそろ桃とか梨とか、もうちっと待てばブドウとかね。
梨狩り、イイですねえ。
子供の頃に行ったことがありますが、
お天道様の下、たわわに実った梨の皮のザラッとした感触。
これを手のひらに感じながら、モギッともぎとるわけです。
そしてそのまま皮ごと、ガリリッと小気味良い歯ごたえを
感じながらかぶりついてやるわけです。
ジューシーな果汁がほとばしり、やがて口の周りに広がる
ふくよかな甘み、品の良い香り。
もぎたてを食べる、なんて何て贅沢なんだと
子供ながらに感じました。
果物狩り行きたいなあ。

狩る、といえば弟が最近
「武士」になりました。
というのも、夜な夜な無言で木刀をふっているのです。
何してるん、と聞くと一言。

「素振り」

ああ、なるほど、熱心やなあ・・って
んなこたぁない。
剣道なんてこれっぽっちもかじったことないですよ。
ついに暑さにトチ狂ったか、と思って
何気なく彼の部屋の中をのぞくと

新撰組



と、表紙に書かれた小説が。
なんて感化されやすい男なんでしょう。
こいつにAVなんてみせた日にゃあ
執行猶予なしで起訴されちまいますよ。
家のトイレや水道が詰まった日には
モリスエシンジの映像でも見せりゃ直してくれるんじゃなかろうか。
なんて便利な男なのでしょう。

明日また東京行って来ます。
暑いのにごくろーさん!